虹「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください
これは、1992年 当時12歳だった セヴァン スズキ という少女が
自分たちで費用をため、カナダからブラジルまで1万キロの旅をし
ブラジル リオ・デ・ジャネイロで行われた国連会議(環境サミット)において
最後の約10分弱という時間をもらい、集まった世界の指導者・大人たちへ向けたメッセージの一部です。

「あなた方大人にも知ってほしいんです。あなた方も良い解決法なんてもっていないということを。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らすか、あなたは知らないでしょう。
今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたはしらないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
・・・(略)私はまだ子どもですが、ここにいるみんなが大きな家族の一員であることを知っています。(略)3千万種類の生物からなる大家族です。
(略)なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないで下さい。そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか?
(略)本当だということを行動でしめしてください。

1992年からすでに15年。
当時世界中のTVで取り上げられご存知の方は大勢いらっしゃるようですが、
私は、このスピーチをつい先日まで知りませんでした。
とある打合せでこの全文を読んだのですが
環境問題について考えた時、
どんな科学者や評論家よりストレートに響く言葉でした。

結局私たちは自然界に依存して生きている動物で
自分たちの将来は誰か国や一部の指導者に委ねるものではなく、
自分たちでその未来の責任を持つという事を
いいかげん、自覚しなければならないと、考えさせられた
出来事でした。

セヴァン スズキ 伝説のスピーチ

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東商建設スタッフ | 2007/11/03 | スタッフ日記