2008/09/29
センスのいい人とは?
先日、私の所属している某青年団体の担当委員会で
センスのいい人(感性のいい人)になるには・・・という例会を行いました。
センス(感性)のいい人って、”先天的にもって生まれた能力”と思っていたのですが
実は、センス(感性)の良さは、「データー処理能力」である。というのが
結論なのですが・・・ん~。
~バイオリンを書いてください、上手い下手は全く関係ありません~
という簡単なテストをしたところ、これがなかなか書けません。
誰でも一度は見たことのあるバイオリンですが、いざ描こうとすると
これ明らかにギターだわ・・・とか、自分でもびっくりするほどでした。
バイオリンの特徴は、弓・サウンドホール・あごあて・うずまき・ボディシェイプの5点を
描ければ、バイオリンの特徴をとらえているものですが
自分の時計や家族の顔を上手く描けないのと同じで、じつは物事をぼんやりとしか認識していない。
日常、人間はできるだけエネルギーを使わないように「省エネモード」になっているため
この「省エネモード」をアクティブに開放することが
「感性の扉を」ひらく鍵になる!ということです。
センスがいいといわれるデザイナーも、カリスマ店員もワインのソムリエも、色彩コーディネーターも、
結局、いかにデーターを多くインプットし、そのなかで、ひとつの基準を軸とし、
多次元の軸によって整理されているか、
きちんと整理されていれば新しい情報が入ってきた時に、持ち合わせた軸のなかに
素早く位置づけられ、データー処理能力が早くなる。
だから、「この状況にはこれが合う」と素早く判断できる。
センスの良さは、住宅づくりにおいても求められます。
デザインや色彩はもちろん必須です!!が、私達が携わる注文住宅の場合、
そこに住むお客様に合う、提案をすること、これが更に重要で、
センス(感性)の良さがあらわれると思います。
ご家族のライフスタイルや将来のこと、どうすればこのお家で楽しく
安心安全にくらせるか・・・など、お会いしてご家族とお話をしていくなかで
どれだけアンテナをはり、お客様の想像以上のことを提案できるか・・・
ほんとに、難しいのですが、でも、とても大切なことだと考えています。
私達は家づくりに携わる上で、お客様にとって
センス(感性)の良いプロであることが、常に求められるので
日々もっと努力しなければ・・・と改めた、例会でした。