2009/08/29
光の演出。
こんばんは。
8月も、もうすぐ終わりですね。
お引き渡しや着工など、お伝えしたいレポートは多々ございますが、
今日は、最終段階に入ってきました”新モデルハウス”について。
このモデルでは、
無垢のフローリングや壁を塗装仕上げにするなど
素材がもっている”質感”を大切にしております。
それは、見た目が良い!というデザイン性だけでなく、
大きさを欲するのではなく、たとえ小さな家(スペース)でも、
お子様に本物の質感の中で育ってほしい・・・。そんな願いも込めています。
洋室だけでなく、和室の壁も塗り壁です。
一度塗った後、ギザギザの道具をつかって陰影をつけるため「横ライン」を引きます。
あの有名な左官職人の挟土(はさど)秀平さん・・・ばり
大切な道具です↓
ラインを引く道具が、だんだん角が取れてくるので、
電気ヤスリで火花を散らし、刃を研ぎながらラインをづけです。
木のスリットから照明のあかりが射し込み、
波打った塗壁に映りこむようにデザインされています。
この和室の床に一部黒い板が引かれていて、
「これなんですかっん~なんかカッコ悪い気が~」と
現場で居合わせた設計、林さんに
ブーイング気味に訴えかけていたが
「大丈夫だって、まず完成形を見てからっ!」と却下。
それでも「ん~ホントに大丈夫ですかっ?ほんとかいな~?」と半信半疑だったのですが・・・。
完成して、クリーニングを終えたらなんとっ
日が射した、その黒い床に、格子の障子や木スリットが写りこんで
なんと水面のように、浮かんで見えるのです!
さすがっ!思わず、パチパチ拍手をしてしましました。
「カッコ悪いカモ?」発言は、謹んで取り下げさせていただきます。
巨匠っ!