2009/10/11
住宅施策
只今、進行中の”長期優良住宅”の申請書類です
一定の要件を満たす長期優良住宅に対して建設費の10%かつ
100万円を上限に助成するというもので、
なんと、約500ページもあります
耐震等級が、建築基準法の1.25倍以上がクリアラインなので
この書類の殆どが構造計算書です。
検査機関からなかなか申請が下りず、
オーナー様に着工をお待ちいただいているので、
「ちょっと~お時間が・・・かかりすぎではなかろうか~」と
口をとがらせ気味の営業部隊に、
「ほれっ見なさい」と斉藤部長に渡されたのがこの書類。
「・・・納得・・・」
申請から下降まで、3週間から約1ヶ月かかっております。
熱損失計算書やはもう10年も前から
お引渡しの時にお施主様にお渡ししているのでスムーズですが、
この構造計算書は、通常の、確認申請の枠を越え、構造計算専門です。
「良いものをつくり、きちんと手入れをし、それを長く大切に使う」
そんな”ストック型社会”の家づくりをするべく、
資源の乏しい日本も
欧米諸国並みの住宅寿命にしようと、住宅施策を転換しようとしています。
また、”エコ”・”ECO”といたるところで目にしますが、
家づくりにおいても、
「エコビジネス」ではなく、
本当にそれは「エコロジーなのか?!」と、
氾濫する情報に惑わされず、
原理原則を見極めて、ご提案していきたいな・・・思います。