兵馬俑のように、整然と並べられているこの物体はなんでしょう・・・

ミキサー車から採取された、これからこの現場で打設されるコンクリートの皆さん??です

只今、コンクリートの「現場検査」を行なっております。

試験紙が刺さっている手前の3体は、

カンタブ試験(塩化物試験)を行っております。

コンクリートに有害な塩分が含まれていると、一体となっている鉄筋が錆びつき、

コンクリートの強度が著しく低下しますので、危険です

お次のコンクリートさんは・・・

金属の筒に詰められ、

ボディを、コンコンと叩かれ、

とうとう、密封されました・・・。

この試験は、コンクリート中の空気含有量の試験です。

空気の含有率が適正な量か否か、検査します。

そして、トリは、

コンクリートの強度試験、

「スランプ試験」と「テストピース(供試体)の採取」です。

スランプ試験は、

打設されるコンクリートが、指定した柔らかさであるかどうか

例えば、水分量が多すぎないか、逆に少なすぎないか試験します。

この筒に詰められた後、急に底を外され、ドスンっと落とされます。

その沈み具合を測定されます。

そして、テストピースの採取。

先程登場した、コンクリートの2・3・4列目の合計:9つのテストピースは、

コンクリートを打設後、1週目と4週目に

機械で圧縮強度試験を行います。

基礎のコンクリート工事の日、ミキサー車が到着すると

最初に生コンを採取し、上記の試験を行います。

生コンの出荷証明書だけでなく、

 実際に現場で打設されたコンクリートの強度がでているかどうか

東商建設は、現場試験を必ず行います。

しかし、現場にて生コン屋さんとお話ししていた時、

この試験を行っていない会社さんも多々あるとのこと

なぜに・・・・(コスト?必要性を感じない?・・・)ん~

パンフレットや広告・コマーシャルにいくら謳っていても、

実際に建てたお客様のお住まい1棟1棟の品質や性能は、

必ずしも担保されるわけではありません。

だからこそ、家づくりにおいては

ひとつひとつの工程の積み重ねが重要で、

全てが品質を確かなものにしていくのですから、

試験や確認をしながら進めていくことは重要な事だと私達は考えています。

現在着工中の方も、これからの方も

例えば、上記のような試験など・・・(他にもたくさん項目はありますが)

施工会社さんに確認してみるのも良いかもしれませんね。

 

東商建設スタッフ | 2012/06/10 | スタッフ日記