2008/11/03
抗菌のこと。その1
こんばんは。
天気が安定しなくて、現場泣かせのここ数日。
ぴか~っと晴れてほしいものです。
さて、「抗菌」と「殺菌」はまったく違うもの・・・。
わかっているようで、具体的にはっきりと説明できない。
~2007年9月「抗菌ISO規格」が承認され、日本の抗菌規格が
ほぼそのまま国際規格になる画期的なできごと。~
引用・・・INAXエクスプレスより
「抗菌」とは、物の表面に付いた菌の増殖を抑制することを指す。
つまり、必要以上に菌を殺すものでは ない。
このため、殺菌や除菌とはちがう
「人と環境にやさしい技術」として、評価されているそうです。
例えば、手のひらには、大体1平方センチメートルあたり10万個以上
細菌がいるといわれていますが、(うわっ)それは、皮膚常在菌といって
びっしりと表面にいることによって、病原菌から皮膚を守っているそうです。
常に消毒をする方々は手が荒れる・・・のは、殺菌をしてしまっているからなのです。
(医療や飲食に携わる方々などは仕事上、殺菌は必要不可欠ですよね)
菌を根絶させるのではなく、人に影響を与えるところにいる細菌を
ある数以上に増やさないというのが「抗菌」の発想。
実験室の中でない限り、細菌0はありえないため、
神経質になりすぎて薬剤で殺菌しようとすることはかえって
人間の暮らしの中で危険だということもありえるようです。
では、住宅においての抗菌とは、
代表的なのが「トイレ」ですね。
トイレのニオイや汚れは細菌が原因で、それは便器の表面からはじまり、
洋式便座は、おしりを接触したくないけども、
接触しなくてはなかなか目的達成ができません・・・。
そこから、いかに衛生的にするかというニーズがうまれ
日本発で、便器の抗菌がうまれたそうです。
具体的に、トイレ便器の「抗菌」は、便座などにごく微量の「銀」を
分散させて含ませて、抗菌仕様にしているとのこと。
この銀の効果は、昔の人々は、経験的に効果を知っていたようです。
この続きは・・・つづく・・・。