「偽善エコロジーという本を購入してみました。

エコ活動として行われている様々な活動の中には、

本来、エコとは程遠いものもたくさんあるということ。

エコ活動として我々が身近にできることとしてしばし上げられる

「マイ箸」「エコバック」

そして、脱炭素エネルギーに代表される「バイオエネルギー」などなど

様々な取組について、そのエコ的真偽を問いかけ、

本来どうあるべきか・・・ということについて言及された本でした。

個人的には、地球環境問題や資源の枯渇を考えれば

積極的にエコ化に取り組みたいし、

建築という仕事に携わっている以上、

将来を担う世代のこどもたちや地球環境に配慮し、

責任をもったものづくりをしなければならないと考えています。

そんなわけで、一見、エコ反対!のように見えた、

「偽善エコロジー」という本を

読んでみました。

(実際は、エコ反対という短絡的な内容の本ではありませんでした)

国策やさまざまな思惑で、展開されているエコ啓蒙や活動なのか、そうでないのか

もっと、様々なことを知ることが必要だと感じました。

住宅は、できるだけエネルギーを使わないようにという方向性がたちつつありますが、

現実的には、家庭のエネルギー消費は年々増加しています。

特に北海道は、寒いので暖房を使い、車の移動が多いなど

全国的にもエネルギー消費が高いとのこと。

一度暖めたら保温が続くという高性能住宅が

必要であることはいうまでもありませんが

高効率の設備や太陽光パネルを使えば、エコに配慮しているという

思い込みを、改めて考えてみるのも良いかもしれません。

(単純に太陽光や高効率設備を否定しているのではありません)

住宅というものは、何が重要なことなのか、

人によって結構違うかもしれませんが

私達は、私達が目指す、家づくりに真摯に取り組んでいきたいと思います

 

 

東商建設スタッフ | 2008/11/09 | スタッフ日記